相続税の苦手な税理士は多い

今日は、午前に家の関係でお葬式に参列。年々参列回数が増えているし、弔電を打つことも増えている。長生きできてもあと40年前後、悔いのない人生にしなければ・・・ですね。ところで、人が亡くなると必ず相続が発生しますが、相続税の申告義務のある被相続人の割合は全体の5%にも満たないってご存知でしょうか。人数で言うと1年間で5万人ぐらいしか税務署に申告していないんです。税理士は全国で6万人以上いますので、単純に計算しても1年間で1件の相続税申告業務さえ来ないことになりますし、たとえ1件受託したとしても遺産総額が小さい事案で簡単な事も多々あります。相続税の仕事は、実際は、大手の事務所とか、相続税に強い事務所とか、金融機関等と提携している事務所に集中しているのが現状ではないでしょうか。したがって、多くの税理士は、相続税をあまり得意としていませんし、ほとんど実務経験のない方もいらっしゃると思います。賢明な税理士であれば、自分のお客様であっても、自分では対処できないと考える場合には、他の税理士を紹介してくれるはずです。相続税は、税理士によって間違いなく変わります。私も自分で対処できないときは、相続に強い税理士にお願いしたいと思っています、それがお客様の利益につながるのですから。