不動産価格は必ず下がる

帰省の行きと帰りに幸田昌則著「下がり続ける時代の不動産の鉄則」文庫 を読みました。

下がり続ける時代の不動産の鉄則 (日経ビジネス人文庫)

下がり続ける時代の不動産の鉄則 (日経ビジネス人文庫)

不動産も他の商品同様、需要と供給によって価格は決まるものであり、人口減少時代、グローバル化した経済社会時代においては、今後は地域格差が広がり、全体としては不動産価格は下落する (郊外、地方圏の地主が没落していく)と著者は言っておられます。


皆が不動産を買いやすいとき(超低金利や家賃を払うよりも割安感があるとき)こそ、絶好の売る機会とも言っておられます。


この本を読んでいますと、相続税対策と称して借金をして賃貸用建物を建てること(新築)は、大変危険な投資ということになります。相続税対策など考えず、純粋に投下資金に対して利回りが良く、10年ぐらいで回収できるような中古物件を探せということでしょうか、あるかどうかは別として。


参考になりました。皆様もぜひ一度目を通されてはいかがでしょうか。