相続

今日は相続の仕事をしていた。円満な相続だ、遺産分割でもめるということはありえない相続だ。それに引き換え、最近よくテレビでも取り上げられるようになった一澤帆布の相続はなんともなさけない。兄弟は他人の始まりと言われるが、そのとおりで兄弟姉妹ほどいったん絶縁状態になると修復しがたいようだ。そして、多くの場合、長男や長女がしっかりしてないともめる場合が多い。逆に言えば長男、長女がしっかりしていると遺産が莫大でももめずに相続できるケースが多いように思う。また、異母兄弟の場合もこじれることが多い。相続は、一歩下がって、謙虚に、が大切で、権利を主張していたのではケンカは終わらない。


相続とは、被相続人の姿を続けることである。価値観や生き様を相続するのであって財産だけを相続するのではないとよく言われます。それに照らせば、一澤帆布の相続は、遺言がどうであれ、家業を継いできた三男の方が相続するのが自然だと思うのです。