衰退産業

酒屋さんとか、和装業界とかは、衰退している業界の最たるものです。


だいたい、悲劇的な倒産をするところは、自己破産しないといけなくなるまで、アカンアカンと言いつつ、何も変われないところが多いように思います。

酒屋さんは、地主の場合も多く、不動産賃貸業を始めるとか、大手コンビニエンスストアーを早くからしているとかできていたはずです。また飲食業(立ち飲みの場合には店舗内ですぐ始められます)や惣菜販売を始めるとか、いろいろと可能性があったわけですが、昔のやり方を判で押したように続けて、時代の流れについていけなくなって滅びていくのです。

悲しいことですが、正しい努力をしなければ、いくら頑張っても無意味なのです。



和装業界も同じで、着物を着る人が減っているのに、やめられません。酒屋さんと違い、無くなることはないでしょうが、市場規模は小さくなっていくばかりなのは間違いありません。着物の生地を使った衣料品や身の回り品の開発ができたところは生き残っていくと思いますが、それ以外の従来のものしか売れないところは、衰退の一途だと思います。


残念ですが仕方ありません。時代は流れているのに、同じものしか売れない所は衰退する運命にあるのです。


いつも、変わる努力をしないといけません。私の好きな言葉に「不断の化」があります。森羅万象、いつも新しいことを考えなければなりません。原則(理念)や基本は守っていかなければなりませんが、やり方を常に進化させていかないといけないと思うのです。


酒屋さんや和装業界の衰退を見るにつけ、昔は、とってもおいしい商売だったんだなあと感じています。