名義株の整理

クライアントより名義株主の遺族から株式について問い合わせがあったので、対応をどうすれば良いかのご相談があった。

名義株が残っていると、「株主総会が無効になる」、「名義株主の遺族から買取りを求められる」など、さまざまな問題が生じる懸念があります。ですから、名義株はすみやかに整理されることをお薦めいたします。


整理する前提として
1.会社に含み資産があるか否か(株価の算定)
2.名義株主に対して配当をしたか否か
3.名義株主に株券を渡したか否か
を確認し、名義株でいけるかどうか判断する必要があります。


判断した結果、たとえ名義株だとしても、名義株主が亡くなっている場合で、遺族が株主を主張すれば、名義を借りた人(実質株主)が、その名義株についても自分が払い込んだことを立証する必要が出てきますので、とても面倒になります。