税理士試験合格の秘訣

この時期になると、税理士試験の勉強をしていた頃が懐かしくなります。よくもまあ合格できたなあと。


ボクは、大学3回生の秋ごろより独学で簿記の勉強をはじめ、本格的に税理士試験用の専門学校に通い始めたのが4回生の12月からでした。大学卒業と同時に就職したので、5科目すべて働きながら合格できました。受験2回目で財務諸表論合格、受験6回目で所得税法相続税法合格、受験7回目で簿記論、消費税法合格でした。
決して優等生ではなかったので、合格できたことで税理士という職業に就け、独立できたことの幸運を感謝せずにはいられません。


本番まであと1カ月、これからが最も大切な時期になります。


計算問題は、個別問題を解き、総合問題は答案練習会の時に解いていたくらいでした。ただし、個別問題は複数の専門学校の問題を解いていたし、会計人コースなどの試験雑誌の計算にも目を通していました。計算問題は解いた絶対量ではなく、どれだけ毛色の違った問題に当たり、考えたかで決まるように思います。


理論問題は、答案練習会の時にだけ書き、普段はカード書きに短くまとめた理論をブツブツ口で暗唱して書くことはしませんでした。というか、そんな時間はなかった。
理論に関しては、計算問題とは違い専門学校1校だけの問題集を何度も繰り返すのみ、そして長い文言で理解不可能な箇所は勝手に違う文言にして、等とか入れて暗記しやすいように短くするのがコツではないかと思います。つまり、自分が理解できる範囲のセンテンスにして、本番で間違ったことを書かないようにしないといけないと思います。
どんなに回答をたくさん書いても、1つでもでたらめな事を書くと大きな減点になるのではないでしょうか。