保育所の民営化

先日、NHKのクローズアップ現代で保育所の民営化に反対する保護者たちが放映されていました。


1番の問題は、保育士さんや園長が公務員から民間人に身分が代わることになることで、民営化したとたんに職員が総入れ替えになり保育の質が低下するのではないかという不安による民営化反対だったように思います。


私自身、10年以上前から私立保育園の会計を見ているのですが、職員の総入れ替えの問題は認めるとしても、公立と私立で保育の質に優劣はないと思っています。むしろ、私立の方が、保育理念をしっかり持ち、乳児保育、特例保育、延長保育、一時保育、障害児保育、地域子育て支援など保育サービスが充実しているように思います。少なくとも、京都市内(京都市は他の市町村に比べ圧倒的に私立が多く、独自性がある保育先進市だと思います)ではそう思います。


なにより、公立保育所は人件費が高くついているのです。みんな公務員、管理重視で、保育は守りであるように思います。雇われ園長(公務員)とオーナー園長(社会福祉法人や宗教法人の主宰者等)とでは、保育に対する熱意が違うと思うのです。私は、断然、私立保育園派であります。