消費税の有利不利

クライアントの消費税申告を本則でいくか、簡易課税でいくか、今日伺っていました。来年の見通しを考えると簡易課税選択の方が不利ではないかと判断し、本則ということに決定いたしました。


消費税、ほんまに難儀な税制です。

簡易課税ですと、事前に事業区分によって5つのみなし仕入率があり、事業別の課税売上ごとにみなし仕入率を乗じて消費税額を計算するのですが、事業区分が1つだけというのが、むしろ珍しいくらいなので、事業別に分けること自体が難儀だったりします。


ですから、簡易課税だから、簡易に申告できるってことにはならないケースが案外多いんですね。


もちろん、本則による消費税の計算も難儀です。控除対象仕入の判断が難しいのです。仕入や販売費および一般管理費の中には、課税仕入れになるのかならないのか勘定科目だけではわからないものも多いんですね。

課税売上割合が95%未満にもなろうものなら、難儀レベルは一気に上がってしまいます。


いずれにしましても、本日はクライアントの消費税有利不利の判断を終え、ほっとしています。クライアントのご理解が最も大切なのですから。


さて、知人の山男さんがまたまた山へ行かれました。今度は中央アルプスです。


中央アルプス 千畳敷カール(約2万年前の氷河拡大期に形成された遺跡)


中央アルプスから見る御嶽山(3063メートル)